ライダー

挨拶のことば

 平成25年9月25日金曜の夜、youtubeで宮崎駿監督の引退会見を見てたら、居ても立ってもいられなくて、福岡ドームの横のユナイテッドシネマに 「風立ちぬ」最終上映を観に行きました。終わったのは深夜の1時。その後、バイクで福岡の夜を疾走しながら、考えたのですが、監督は分かってなか ったんじゃないのか?と思うようになりました。

 僕は、あの方の崇高な人生観を襟を正して、きちんとした格好で観るつもりは全然なかった。ただ僕らのことを心配して、エールを出し続けてる元気な 年配の方がいらっしゃるということが大事なんで・・ 文化っていうのは、そういうもんじゃないでしょうか?映画を観ればあの人に会える、本を読めばこの人の意見が聞ける。

 社会学でサードプレイスという概念があります。2013年10月下旬翻訳本が出ました。訳者は自分の先輩なのですが、家と職場、または学校のほかに もう一か所。自分の興味を広げられる、自分を取り戻せる場所。これがあるだけで生きるのが本当に楽になります。喫茶店でもバーでもいいんですけど、 僕の場合は図書館です。

 僕は警備員の看板持ちをしてました。職場でつらかったとき、図書館はそこに居てもいいという場所でした。受け入れてくれたと いうより、居るのが許された、というか、いつもいるカウンターの人や利用者の人がいるというだけで、本当に心が落ち着けた。

 「サイタマノラッパー」という映画があるんですけど、そのパート2で主人公の女性のラッパーが、理想と現実のギャップを前にして、さらに仲間が ちりぢりになり、最後、河原で一人歩きながら、元気にラップを歌うんです。

 「私はここにいるよ~♪みんなはどこにいるの~♪私の声は届いてますか~♪」

 この歌詞は、文化ってものを相当、鋭く言い当てた表現なのじゃないのか?と僕は思ってます。 このWEBも、自分の健康と経済がつづく限り、末永く更新していけたらと思っています。 のんびりやるつもりです。どうぞ、気軽にこのサイトに遊びに来てください。

※ P.S.)令和5年夏、宮さんの新作「君たちはどう生きるか」を観てきました。ストーリーの意味はよく理解できなかったのですが、宮崎さんらしい作品と思いました。引退しないそうです。次回作が楽しみですね♪

◆徒然グラスの歴史◆



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